スイス産のアルプス水晶は不純物が少なく透明度が高い事で定評があります。ヨーロッパの水晶コレクターに人気で、ウエディングリストには何人ものコレクターの名前が控えているそうです。
アルプス水晶の採掘現場であるアルプスの山々は、一年の大部分が雪で覆われています。そのためアルプス水晶の採掘が可能なのは、一年間の内でほんの数ヶ月しかありません。採掘場へは機械や車が入れないため、採掘は手作業で行われています。片道数時間かけて危険な山道を登り、アルプス水晶の採掘場所へと向かいます。採掘場所は、採掘者の経験と努力と勘によります。そのため、危険を冒して採掘に向かっても、必ず努力が報われるといったわけではありません。これはヒマラヤ高地の水晶と同じで、その為非常に高価格になります。
アルプス水晶はフランス産やイタリア産のものが多く出回っています。スイス産のアルプス水晶は採掘場までの厳しい道のり等、様々な要因によって少ないのが現状です。このような要因により、高品質なスイス産水晶を手に入れる事は非常に困難です。
素晴らしくクリアな結晶からスモーキーな結晶まで産出しますが、スモーキークォーツとはいっても、アルプスの鉱山では天然の放射線量が少ないため、非常に透明度の高いスモーキークォーツが産出されます。また、高度の高い採掘場所ほど色の濃いスモーキークォーツが採掘されるともいわれています。
この水晶は典型的なテッシンハビットで、スモーキークォーツよりかなり少ないクリアタイプです。薄っすらとゴールデンヒーラーになっており、底面はセルフフィールドとレインボーが見られます。

81×40×21mm 65.0g

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